2005-01-01から1年間の記事一覧

NGOで働いていらっしゃるというのは知っていたのだけれども。 とはいえまったく違う世界に住んでいるかたなので、お話したことはありません。 彼女が書く、跳ねるような文章がとてもまぶしくて、いつも羨ましくHPの日記を読ませていただくだけでした。それが…

 『海を飛ぶ夢』

生を全うするために、死を願うのは間違っていますか。 事故により四肢が麻痺した男性が願う生の証とは…… アカデミー賞及びゴールデングローブ賞の外国語映画賞受賞作。 よくできたフィクションだ、と思ったら実話だそうだ。驚く。 ラモン・サンペドロは25歳…

 『コーラス』

『ニューシネマ・パラダイス』の音楽版といった物語なんですね。 何よりも、その歌声の美しいこと!そしてその声に体を浸す幸福感…いっとき何もかも忘れさせてくれました。 救われない人もいれば報われない思いもあるけれど、持っているものを周囲と分かち合…

痛い…

右肩から腕への痛みで目が覚めました。 指の付け根や手首はさほどではないのですが、おそらく腱鞘炎でしょう。イタタタ。。。 たぶん昨日資料整理をやったせいだと思うのだけれど(その時から痛み始めた)、多いは多くても別に突出した仕事量じゃないんだけ…

 『ホテル・ルワンダ』劇場公開決定

やほーい!こんなに早く実現するとは思っていませんでした。すごいなあ! 日夜知恵を絞っておられたスタッフの皆様のおかげです。本当にありがとうございます、そしてひとまずお疲れ様でした。 同時に関係者の皆様にも多大な感謝を。 来春公開で動員数を見な…

 『友だちの家はどこ?』

(少しネタバレがあるかも) 言わずと知れたキアロスタミ監督のイラン映画です。 話は友だちのノートを間違って持って帰ってしまった少年がノートを返しにいく、というだけのもの。 何はおいても、子どもたちがいいです。 友だちを悲しませてしまう、友だち…

 『軍旗はためく下に』

この映画、DVDでも出ていないしビデオも入手困難なので勧めにくいのですが、 面白かったー! 「靖国に英霊として祀ってほしい」と軍法会議で処刑された夫の真実を求める妻に次第と戦争の不条理や軍部の狂気、人間の本性が明らかになっていく…というれっきと…

私たちになにができますか

以前どこかで書いた話ですが、もう一度話をさせてください。 ルワンダという国には馴染みが薄いけれど、ちょっとした思い出があります。 学生時代の語学の授業で、英字新聞の人権侵害に関係する記事を要約しなさいという宿題が夏休みに出ました。その時の私…

 『東京ゴッドファーザーズ』

身の上さまざまな三人のホームレスがクリスマスに赤ちゃんを拾ってしまうファンタジックな物語。 トークショーでも緻密な脚本と言われていたけれど、絵はもちろんのこと細部まできーっちりつくり込んだお話です。笑ったり憤慨したりほろりともさせるし、年末…

 『ほしのこえ』&『雲のむこう、約束の場所』

前評判が良かったので期待していたのですが…「好きだ」「寂しい」「会いたい」ばっかり。この甘ったるさ、どうにかして。

とりあえず

流しは無事水が流れるようになりましたとさ。良かった。。。 珍しく週末はアニメ三昧。

ウワーン!

今週はなぜか強烈に眠くて、週の前半は仕事以外ずーっと眠り込んでいる状態でした。 休養が必要だったのかもしれないけど(しかし疲れているという自覚はなかった)、さすがにとても損した気分です。 しかも踏んだり蹴ったりで今日は流しに醤油さしのふたを…

 『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』

この監督(アキ・カウリスマキ)の映画を観ているとこの人は本当に音楽が好きなんだな、と思うのですが、こういう楽しい音楽映画も作っていたんですね。 題名だけでは何のこっちゃという感じですが、レニングラード・カウボーイズという極寒の地ツンドラのバ…

 『過去のない男』

記憶を失くして名前すら思い出せない男がゼロから重ねていく日常の物語。 観ていたらなぜかテーブルに一列についた人々がコップの水を順番に手渡して飲んでいくようなところを思い浮かべました。 コップはくすんでひびが入っているし、当然水もミネラルウォ…

 『ノスタルジア』

『父、帰る』を観て以来ロシア映画とはどういうものだろうと気になっていたので、それほど間があくことなくタルコフスキーを観ることができたのは幸運でした。どんな場所、どんな場面を映しても詩情が溢れていて美しいの一言…台詞は難解で抽象的ですが、なぜ…

タイフェスティバルほか。

毎年代々木公園で行われるタイフェスティバルに行ってきました。 といっても基本的に屋台のタイ料理を食べるだけのゆる〜いお祭りです。 ゴムみたいな豚角煮にはぼったくられたけど、他はほぼはずれなし。豆乳とバイマックルー(こぶみかんの葉…らしいです)…

 『サーカス』

サーカスという言葉から連想されるような哀しく、悲惨な物語か…と身構えていたのですが、ロバに追い回されたりとチャップリンが行く先々で絶対何がしかが起こるのでおかしくっておかしくって!チャップリン作品の中では一番笑えるかも。そのかわり綱渡りは……

 『ライムライト』

一人の人間、それも喜劇王チャップリンの生き方を映画で体現したという点が素晴らしい。 人生訓的な台詞も多く、そのため否定的な意見もあるようですが、私にはひとつひとつの言葉が胸につまりました。 最後のキートンとの共演は凄みがありすぎて笑うどころ…

ギンレイにて『ボン・ヴォヤージュ』、『恍惚』の二本を鑑賞。 かなり久しぶりにジェラール・ドパルデューが出演している映画を観たのですが、かの人の有名な鼻、大きいのは知ってましたけど鼻の頭の中央にうっすら筋が入っていたとは!…ケツアゴならぬケツ…

 『黄金狂時代』

これは20年前…とは言わないけど、かなり昔に観た記憶があります。 というか、あの靴のシーンが忘れられないというのが正解かも。 当時静岡に住んでいたのですが、懐かしい再会を果たしたような気持ちで観ました。 ちなみに客の入りは思ったほどではなかった…

  『殺人狂時代』

かの有名な「一人を殺せば殺人だが、百万人を殺せば英雄になれる」は知っていましたが、 チャップリンはこういう映画も撮っていたのですね。ちゃんと笑いどころもあるけれど、すごくブラックです。 チャップリン自身のメランコリーを想像してしまい、切なく…

 『だれが「本」を殺すのか』 佐野眞一

著者の評判は聞いていたのですが、残念ながら大方のところで同意せざるを得ないです。 生協の「良書志向」を腐すかと思えば、漫画やベストセラーまで幅広く収集する図書館を蔑むようなことを平気で書いちゃうんですよね。 そういうあなたは良書と悪書の基準…

お久しぶりです

いつの間にか1ヶ月書いていなかったんですね。 なんだか書いていることが前後してblogなのか日記なのか よく分かりません。気にしてないですけど。 GW前半は実家に戻っていたのですが、リキ(実家で飼っている犬です)が舌をちょこっと出しっぱなしにしてい…

 最近よかったもの

『夕凪の街 桜の国』 こうの史代 去年すごく話題になりましたね。気になりつつやっと最近読みました。 届いてみれば薄い本で拍子抜け、ページ数も少ないのにあっという間に引き込まれました。いや、顔をあげると自分にも皆実や七波がいると思わせるような…。…

 『エイプリルの七面鳥』

絶縁状態にあった母の余命がいくばくもないことが分かり、恋人の勧めで娘のエイプリルは感謝祭に好物の七面鳥を焼いて家族をもてなすことにする。が、台所に立ったこともないエイプリルの手つきは危なっかしいこと極まりない。そのうえオーブンは故障、強情…

近況

なんだか最近ケチばかりついてます。 一番はPCが壊れたこと!完全にシャットダウンしないうちに電源を落としてしまって以来立ち上がらなくなったのでおそらくは自業自得、なのだと思うのですが…(でも思い切れない〜)。今日は『七人の侍』を観てきましたが…

『サヨナラCOLOR』

サヨナラからはじまることが たくさん あるんだよ 本当のことが 見えてるなら その思いを 捨てないで 本当のことは 見えてるんだろう その思いよ 消えないで その思いを 僕に見せて うなだれて聴いた。 打ちのめすと同時に手のひらを感じさせてくれた人を思…

 『2046』

香港映画を観るのは『ツイン・ドラゴン』(古すぎ)以来のような気がします。 だから初ウォン・カーウァイ作品ということになりますね。 感想はというと…進んだかと思うとふと過去に戻っていたりして、 巡っているような感じ。 率直に言うとよく分かりません…

 『やさしい嘘』

古き良き時代に生きるエカおばあちゃん、挫折感についとげとげしくなる母マリーナ、未来も将来もない グルジアに見切りをつけようとする娘のアダ。 そのエカおばあちゃん最愛の息子が亡くなった。マリーナは頑としてエカおばあちゃんに知らせまいと する。そ…

『砂と霧の家』

夫と別れ、仕事もなく、疎遠な家族にも頼れないキャシーは酒浸りの日々を送っている。 さらに悪いことに、行政の手違いが重なって父から譲られた家をも失ってしまう。 その家を買い取ったのは政変で国を追われ、アメリカで再起を誓うベラーニ大佐の一家だっ…