『ノスタルジア』
『父、帰る』を観て以来ロシア映画とはどういうものだろうと気になっていたので、それほど間があくことなくタルコフスキーを観ることができたのは幸運でした。どんな場所、どんな場面を映しても詩情が溢れていて美しいの一言…台詞は難解で抽象的ですが、なぜだか強烈な求心力があって目をそらそうにもそらせなくって疲れました。特に終盤のベートーベンにかけられた揺さぶりは忘れられないでしょう。折にふれ繰り返し観たい映画ですが、その間に何がしか新しい物を備えているよう要求されるのではないかと思います。
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