最近よかったもの
『夕凪の街 桜の国』 こうの史代
去年すごく話題になりましたね。気になりつつやっと最近読みました。
届いてみれば薄い本で拍子抜け、ページ数も少ないのにあっという間に引き込まれました。いや、顔をあげると自分にも皆実や七波がいると思わせるような…。漫画という媒体の力でもあるのでしょうけれど、これだけヒロシマを身近に力強く引き寄せるものはなかった気がします。
『タマリンドの木』 池澤夏樹
さわやかな恋愛小説でした。物足りないと思う向きもありそうですが、私は好きです。
ついタイ料理が食べたくなってタイ料理店に走っちゃったじゃないのさー。
『余白の愛』 小川洋子
この人のフェティシズムには時々ついていけないのですが、これはよかった。かけがえのない出会いが悲しくて、今まで読んだ小川作品の中では一番好きかも。ひととき現実を忘れられました。
あと本じゃないのですが、ハリオのティーポットはたっぷりお茶がいれられて重宝してます。もっと早く買えばよかったな、会社用にも欲しいぐらい。
- 作者: こうの史代
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2004/10/12
- メディア: コミック
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