『ガンビア滞在記』


 今年最初の読書(積ん読を取り崩したともいう)。著者が米国のガンビアという小さな町にあるこれまた小さな大学に留学した時の滞在記で、できるだけ田舎の小さな町に行きたいというのが本人の希望だったらしい。私はガンビアという音の響きからアフリカに留学したのかと勝手に思っていたです…。


 この留学はロックフェラー財団奨学金によるもので、夫婦での滞在が条件だったとか。3人の子どもたちは日本に残してきた、ということだけ最初の方にさらっと書いてあるのみで、手紙が来たとか電話があったとかいうことすら一切書かれてないのだけれど、著者が隣人の子どもらと話をするようなところに出会うと、抑えられない何かを見たような気がしました。


ガンビア滞在記 (大人の本棚)

ガンビア滞在記 (大人の本棚)