春のまんが祭り


少し前のことですが、とにかく何も手につかない時期があって漫画ばかり読んでいました。そのため感想の覚え書きです。


フラワー・オブ・ライフ (4) (ウィングス・コミックス)

フラワー・オブ・ライフ (4) (ウィングス・コミックス)


学園もの。白血病を克服した主人公と、周囲の同級生達の1年が描かれています。それぞれが抱えていた屈託をそっと置いて袖に消えるところがさりげなくていいです。『ハチミツとクローバー』が好きな人ははまるのでは。
滋の「フェミニンな身のこなし」と真島の「プライスレスな贈り物」が楽しい。


聖☆おにいさん(1) (モーニング KC)

聖☆おにいさん(1) (モーニング KC)


ネタ自体は決して目新しくないのだけれど、世紀末も無事乗り切ったブッダとイエスが立川でルームシェアをしながらバカンスを楽しむという設定が面白すぎて笑えます。これ読んだことある方、どちらがタイプか是非教えて下さい。ちなみに私はイエス派です。


カボチャの冒険 (バンブーコミックス)

カボチャの冒険 (バンブーコミックス)


作者の飼い猫について綴ったエッセイ的なもの。実在の土地をモデルにしたスローフード漫画『リトル・フォレスト』の続編みたいな感じで、猫好きならともかく『リトル・フォレスト』が未読だと印象に残らないかも。あっさり読んでしまいましたが、ネズミの内臓を食べた時のカボチャの顔は傑作でした。


僕とポーク

僕とポーク

猫村さんから一転、これはまたシュールな…。文壇バーは個人的にいまいちでしたが表題作はよかったです。見開き一面のアレに度肝を抜かれました。でもブーちゃん、なんだか終始幸せそうだったな。