『空中庭園』

「なんにも、どこにも秘密がない」ことが自慢の京橋一家。そんな家族それぞれの裏側は…。

しょっぱなっから、気持ち悪かった。極彩色やら回るカメラやらに加え、建前とは裏腹の救いのなさに「この落とし前をどうやってつける気なんだろう…」と思いきや、ちゃんと温かな結末が用意してありました。その後角田光代の原作本を読んだけれど、こちらは各人ごとの短編集という体裁をとっているため、ひとつのラストに導かれたという感覚が持てず（ちゃんとあるはあるんだけども）、個人的には映画版のほうが好みかなあ。改めて観なおしたいものだけどまた気分が悪くなりそうでうーむ。
小泉今日子は絵里子役にどんぴしゃ。本を読んでいる間もあの声で再生されているかのようでした。あと大楠道代はここでも必見です。笑

空中庭園 通常版 [DVD]