『ピエロの赤い鼻』

60年代のフランス、田舎町。自分の父親が毎週ピエロになって町の人々に笑われるのが我慢できない息子。その息子に父親の親友が語りかける過去とは…?


予告編を何度か観るうちにストーリーがほとんど見えてしまったかも…と観るまえから腹八分目になったような気持ちでしたが、とんでもない!いい映画でした。平凡な若者ふたりが一瞬にして功名心に幻惑される様子がよく分かります。


個人的には知らない俳優ばかりでしたが、みな芸達者です。しかし、ジャック・ヴィユレとアンドレ・デュソリエのふたりが青年時代から60年代に至る現在までを通しで演じているので、レジスタンス時代がまるで昨日のことのよう…ってこれじゃしゃれにならないよなぁ。


でもでも、ドイツ人通訳とアンドレの目が合うところ!あの場面は若い俳優ではきっと違ったものになったと信じています。

ピエロの赤い鼻 [DVD]

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